今年もやっぱり作りました。渋皮煮。
渋皮を傷つけないように注意しながら、ひと晩つけてやわらかくした鬼皮を向く作業から始まります。
あく抜きをしたら、残った筋を優しく取り除きます。このおそうじも手間がかかりますが、ひと粒ひと粒栗と向き合うので、出来上がった渋皮煮を愛おしく感じるのは、この工程のせいかしら…ね。
いつもは、夕方にする栗拾い、今日は早朝にしました。清々しくって気持ちいいですね。
栗の木は一見、1本の木のように見えますが2本並んでいます。木の中に入ると、枝と葉に包まれたドーム状になっているんです。栗の木の純粋でありながらも力強いオーラで満ちあふれ、天を眺めると、葉の間から木漏れ日が差し込み(写真右下)、神秘的な雰囲気を感じます。神聖な気持ちになれるので、ここでしばらくこの空気感を感じていたいのですが、前触れもなしに落ちてくるイガと、蚊の存在が瞬時に私を現実に引き戻してくれます。

ここにも何度か綴ったことがありますが、この栗の木は私が小学生の時に、祖父が植えました。「いつ実がなるの?」と、ワクワクしながらおしゃべりしていたことを思い出します。今年は、例年とは違い、秋風のような切なさがちょこっと入り交じった栗拾い。この大きな栗の木や、拾っている私のことも、天国から眺めているのでしょうか?
渋皮煮を乗せている白い器は、『高島大樹』さんという作家さんの作品で、ステキなデザインに、一目惚れしてしまいました。お気に入りのお皿です。
そして、湯飲みも、素晴らしい作家の作品で、世界で1つしかない逸品なんですよ(なんと!)。どなたが作ったのかと言いますと、メイド・イン・祖父です。ぷぷぷ 味があってなかなかいい感じ♪と思うのは、欲目でしょうか。(笑)
先日、たくさんある作品から、形見分けしてもらいました。おじいちゃん、大切にするね♪
『小さな優しさも積もれば大きな幸せに

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